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出口をもとめて  楽観、悲観もどちらも人間的?  [日記]


 


 新聞の切り抜きをしていてこんな記事が目にとまりました。

 「優しくない国。ニッポンの政治経済学」日本人は困っている人を助けないのか。


 おもてなしの国と絶賛される日本、実は世界一優しくない国だった。

 他人を助けない日本人。外国の人を信頼しない日本人。欧米より個人主義的な日本人。

 ・・・・・すべて、紛れもない事実です。

 これは日本人の本来の姿なのか、それとも、どこかで変容してしまったのか?

 日本は「自助」だけの国になるのか・・・・

 

 上の記事は新聞に載っている本の広告です。

 自他、自分と世界という問題

 個という問題と世界、個人という考えが入ってきたのは日本では明治以降といってもまだ新しく個人と社会の関係、意識変化は未熟で、未達成なように思います。自分を含めてです。これはとても難しい課題ですね。


  楽観的、悲観的、楽観にも悲観にも片寄らない。この三つの姿勢の中で、前二つはどちらも現実の人間的だと思います。楽観も悲観も通り越す境地は超人でしょうか。

わたしは悲観的にみえてしまう方だからあまり良くないなと思っています。悲観的な見方はあまり人を幸福にしないから、せめて悲観から楽観へ変わりたいと思うのですが、変われるでしょうか?


 苦についての曹洞宗のお坊さんの言葉。

 三毒は、


 貪   金、物、性を際限なく欲しがる


 目眞  自己中心的な怒り、欲が深いほど怒りはおおきくなる


 痴   愚かなこと、物事を正しく見たり判断できないこと


 ということだそうです。


 以下お坊さんの言葉から


 思い通りに行かないから苦しくなる。求めるから辛くなる。

 煩悩とうまく付き合わないと煩悩に振り回されてたくさんの悩みを抱えながら生きることになってしまう。


 欲望は人間が生きるための本能のエネルギーで、善いものと悪いものがある。悪い欲に振り回されると毒に、善い欲を実行すれば薬に。

 自分が何に対して欲望や執着を抱いているのか、毎日湧き上がる心を注意深く観察する。

 欲求が生まれたら、その欲求をそのまま認め、思うようにいかないと思ったらそういうものだと腹をくくる。

 思いは煩悩ではない。


 物事を自分の思い通りに運ばそうとする自我意識こそ煩悩の原因。

 ものを見て、聞いて。素直にそこで終わる。

 手を加えすぎると煩悩になる。


 悲しみの感情と執着、煩悩、雑念は別。


 自分が何に対して欲望や執着を抱いているのか、毎日湧き上がる心を注意深く観察する。
 欲求が生まれたら、その欲求をそのまま認め、思うようにいかないと思ったらそういうものだと腹をくくる。
 思いは煩悩ではない。
 悲観ではなく、出口を求めて

 ありのまま素の自分こそ「私」で、その自分を大切にすることから始める。思うようにいかないと思ったら、そういうものだと腹をくくる。手を加えすぎると煩悩になる。しっかりみつめて良い欲と悪い欲の判断をする。

 これらの言葉、肝に銘じていたら悲観から少し抜け出ることができるのかなぁ。


 健康について、こんなネット記事も目に入りました。

 【科学で証明!本当に信用できるストレス解消法】#42


全都道府県で、緊急事態宣言が解除されました。再び宣言が発令される可能性もなきにしもあらずでしょうが、ひとまずは、だんだんと人流が活発化していくことが予想されます。今まで家の中で多くの時間を過ごしていた人も、旅行や買い物などを楽しめる。ホッと胸をなで下ろしている人も多いのではないでしょうか?


一方で、ステイホームに慣れてしまい、外出をおっくうに感じてしまう人もいるかもしれません。家から出ずにゲームや動画配信の観賞三昧なんて方も珍しくないと思いますが、アメリカでは「Sitting Kills You」と報道されるほどで、座りっぱなし……つまり体を動かさないと、さまざまな罹患リスクを高めかねないといわれています。適度に体を動かすことは大事なんですね。


実に、日本の成人は1日で平均約7時間座っているといわれ、これは世界一の長さというデータもあります。ただでさえ座りっぱなしの状態が多いというのに、休日もだら~っと動かずにいるのは、お勧めできません。オーストラリアの研究機関によると、1日の総座位時間が4時間未満の成人に比べて、8~11時間の人では死亡リスクが15%増、11時間以上だと40%増という話もあります。


さらに、米ハーバード大学医学部のリーらによる座位行動に関する研究(2012年)では、「動かずに座りっぱなしの時間が長いと、心臓病6%、糖尿病7%、乳がん10%、大腸がん10%、それぞれ罹患リスクが上昇する」と指摘されています。


座りっぱなしを控えることで、早期死亡率の9%を縮小でき、座りっぱなしの人が10~25%ほど歩く機会を増やせば、毎年50万~130万人ほどの人が死亡リスクを回避できる可能性があるとも述べています。


体を動かすようにできている脳を有するのが、人間です。そもそも、脳をはじめとする中枢神経は「体を移動させる」ためのものであるという意見もあります。


そのため、座り続けていると記憶力低下や注意力散漫といった弊害が発生し始め、日中に体をある程度動かさないと交感神経と副交感神経の交代がうまく行われず、結果、自律神経が乱れて夜にしっかり休めない。夜間に回復がはかどらない分、疲れやストレスがたまりやすくなるというわけです。座りっぱなしは「ストレスの天敵」とも言えるのです。


人間は立っているだけで1時間に50キロカロリーほど消費しますし、健康のためにも、仕事の効率化という意味でも、立っている時間を増やすことはとても良さそうです。


近年、グーグルやフェイスブックなどの企業がスタンディングデスクを導入していますが、テキサスA&M大学のメータらが行った実験(2015年)では、34人の高校生に24週間にわたってスタンディングデスクを使ってもらったところ、脳の実行機能とワーキングメモリーに改善が見られました。


外出しやすくなった今だからこそ、適度に体を動かす習慣を身に付けるチャンス。生活の中で座りっぱなしの時間が多い人は、特に意識してみてください。





 

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