悲観だけでいいのだろうか。 [日記]
今日は街なかまで出かけました。
本屋さんによろうとしたのですが、書名を忘れてしまったので書店は止めました。
今回の選挙をどう思われましたか。つまらない結果だという意見結構多く聞かれますね。私もこれからの未来選択の方向、そうはっきりしていないのだなと思いました。体はずいぶん蝕まれ重体なのに気づかないでいる人みたいに、憂うべき事態なのになにが問題か、明確にならないだけでなく、その解決の方向が見つからない。いたずらにパニックや焦りだけになっては社会の不安だけが強くなってしまいますから、現実をしっかりとらえる事と、解決の方向を考える事が合わせてなければならない。現実をしっかりとらえる議論も解決の方向の議論も十分明確ではなかった、もやもや感が残る選挙だったように思います。
若い人達にとってはこれから、今日明日です。
今まで哲学は知識人や学者など一部の人のものだった。しかし今こそ哲学は現実の生活と格闘すべきと「ラディカルに哲学する」の著者たちは言います。本当に世界はそういう時に来ているのではないでしょうか。
最近こんな本読んで考えさせられました。
浪費するアメリカ人 浪費のメカニズムを解明し新たな生き方を提言する。 岩波現代文庫
「大人の引きこもり」 見えない息子と暮らした母親たち 臼井美伸 育鵬社
登校拒否を考える 石田一宏 青木書店
子どもの精神力 石田一宏 青木書店
読みたいと思っている本 「土になる」 坂口恭平 文芸春秋
「世界一やさしい依存症入門」 河出書房新社
ローカリズム提言 内田樹 デコ
2021-11-08 15:49
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コメント(2)
『ラディカルに哲学する』とは象徴的な言葉ですね。日本人はもっと哲学的思考を持って生きる事が必要かも知れません。
by 扶侶夢 (2021-11-09 03:33)
扶侶夢様、生きる意味を考えたとき、人さまざまだと思いますが、人は自分の願いや希望に向かって生きている、それが原点だと思っています。
自分の願いは利己的で自愛的ですが、同時に人は社会的存在で、社会を作りながら生きなければ生き甲斐を持つことができない、他者の存在なしに存在することができない動物だと思います。戦前は個人より社会や全体のために個人はなかったり、否定されることがありましたね。
戦後個人の自由を求め、自由主義を追求するようになった結果経済の発展、人間活動は飛躍的に伸びました。でも利己的欲望の追求は社会構造を共同社会から変化させましたね。分散化や孤立化を進めながら、経済格差と社会的存在の格差、能力格差と権力集中の方向に進んでいるように思います。自由は一面で利己的欲望追求の自由です。利己的なだけであったら、人が社会的存在であるということに歪みと命の重さの格差をもたらします。そこにできる社会構造が善いことなのか、私には疑問にしか思えないのです。
by 風船かずら (2021-11-09 10:21)